きのこの形、かさがある理由と役割

「きのこ」を漢字表記すると「茸」・「菌」・「蕈」になります。

「きのこ」とは、一般的には特定の菌類のうちで比較的大型の子実体のものになります。

「きのこ」の名称は菌類を分類する言葉ではありません。

子実体を作らない菌類はカビとされています。

大型の子実体といっても「大型」には明確な基準はありません。

一般的には、肉眼で確認できる程度の大きさの子実体のものを「きのこ」という場合が多いようです。

「きのこ」は食用にされる美味しいものもありますが、毒性を持つ種もあるので注意が必要です。

日本には既知の「きのこ」約2500種類に加えて数千種の未知種があると考えられています。

毒きのこと考えられるのは約200種類ほどあると考えられています。

現在分かっている「きのこ」の20種類ほどには猛毒があります。

きのこの形や色などで毒きのこか判断できれば良いですね。

きのこのかさの形と理由を知っていれば役立ちそうです。

多くの料理で使われる美味しい椎茸の傘の役割は何でしょうか。

 

次に、きのこの形・きのこのかさの形とその理由・きのこの効能・椎茸のこと椎茸の傘の役割などの紹介をします。

 

きのこの形

 

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きのこの形のことや、きのこのかさの形と理由などのことを知っていると役立ちそうです。 

分類上ではきのこには2つのグループがあります。

・「しいたけ」や「きくらげ」などのように担子器と呼ばれる器官に胞子を形成する「担子菌類」と、

・「トリュフ」や「アミガサタケ」のように子のうと呼ばれる細長い袋の中に胞子を作る「子のう菌類」です。

「担子菌類」と「子のう菌類」は共通の先祖から4億年ほど前に別れたのではないかと考えられています。

きのこの形態は極めてバラエティーに富んでいます。

「担子菌類」に属するきのこの形には、傘と柄を持つ典型的なきのこ形(マツタケ)・棍棒状(スリコギタケ)・サンゴ状(ホウキタケ)・耳たぶ状(キクラゲ)・球状(ショウロ)などいろいろあります。

一般的なきのこの形の担子菌形きのこの傘の形状にも、まんじゅう形・円錐形・ろうと(じょうご)形・扇形などの形状があります。

きのこが多様な形を成している理由は、子孫繁栄のための胞子をできるだけたくさん作り出すためだと考えられています。

子孫繁栄の為に、それぞれの形に進化したものと言われています。

次に、きのこの効能・椎茸の傘の役割などの紹介をします。

 

きのこの効能

 

きのこの形には多様です。

きのこを2つのグループに分けると「担子菌類」と「子のう菌類」になります。

きのこのかさの形と多様な形の理由は子孫繁栄のためだと考えられています。

きのこの効能には、抗菌・抗ウイルス・コレステロール低下・血糖降下・血圧降下・抗血栓・抗腫瘍などがあるとされています。

きのこに含まれる多糖類であるβ-D-グルカンには、抗腫瘍活性があるのではないかと考えられています。

アガリクス・シイタケ・マイタケ・ヤマブシタケは、β-グルカンを産生するきのことして知られています。

薬用きのこからは抗がん作用成分が見つかっているようです。

次に、椎茸のこと・椎茸の傘の役割について紹介します。

 

椎茸

 

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きのこの形は多様性に富んでいます。

きのこのかさの形とその理由は子孫繁栄だと考えられています。

椎茸(しいたけ)は、ハラタケ目-キシメジ科に分類されます。

日本・中国・朝鮮半島などで食用に栽培されています。

日本では昔から精進料理に欠かせない食材です。

旨み成分がダシになるので、多くの種類のきのこの中でも椎茸は知名度と人気はトップクラスです。

椎茸の傘の役割を紹介します。

椎茸だけでなく一般的なきのこの傘の形は、下側が平らで上側が丸く盛り上がった構造をしています。

上部が丸く盛り上がって下部が平らな傘の形は飛行機の羽と同様の断面構造になります。

揚力が働きやすい形となっています。

この傘の形であれば、平らなヒダ側に上昇気流が生じます。

「傘」の形状は、胞子を出来るだけ遠くまで飛ばすための形になります。