牛乳と食べ合わせが悪い食べ物は何?
食べ合わせは、合食禁(がっしょくきん)や食合禁(しょくごうきん)ともいわれる食の伝承です。
一緒に食べるときの食材の取り合わせが悪いと、消化などに悪い影響を与えることからいい伝えられているようです。
合食禁には日本に古くから伝わっているもののほかにも、宗教的理由によるものもあります。
宗教的理由による食べ合わせには、ユダヤ教の禁忌の食肉&乳製品・東南アジア地域にあるアルコール飲料&ドリアンなどがあります。
日本で古くから伝わっている食べ合わせには、
・鰻と梅干・天ぷらと氷水・天ぷらとスイカ・蟹と柿・鮎とごぼう・アサリと松茸
・蕎麦とタニシ・おこわとフグ・タケノコと黒砂糖・キュウリとコンニャク
・タコとわらび・タコと梅・クルミと酒・サメと梅干・タコとアワビなどがあります。
鰻と梅干などは良く知られている食い合わせですが、医学的な根拠はありません。
梅干の酸味が消化を助けることや味覚面での相性も良い食材と言われています。
天ぷらと氷や天ぷらとスイカなどの食い合わせは、水と油の組み合わせなので実際に消化に支障を与えると考えられています。
食べ合わせに関しては、医学的な支障を調べてから気を付けるようにした方が良さそうです。
鰻と梅干のように、味覚的にも消化面でも相性が良い食品の食べ合わせもあります。
次に、牛乳との良い食べ合わせや、牛乳との食べ合わせ悪い食品・食材などの紹介をします。
牛乳の栄養
牛乳との良い食べ合わせと、牛乳との食べ合わせ悪い食品や食材を知ることで食生活が豊かになります。
牛乳に含まれている栄養成分は、良質のタンパク・乳化脂肪・乳糖(ラクトース)・ビタミンA・ビタミンB2・ミネラルなどになります。
牛乳の最も優れているのはカルシウムです。
牛乳200ccに1日に必要なカルシウムの1/3が含まれています。
牛乳にはカルシウムの吸収を助けるタンパク質(カゼイン・カゼインホスホペプチド)・乳糖(ラクトース)が豊富に含まれています。
牛乳は、成長期の子供や骨粗しょう症が気になる中古年の女性におススメの健康食品です。
牛乳との悪い食べ合わせ
健康食品の牛乳の効果を高めるには、食べ合わせの悪い食材や食品と一緒に摂取しないことが大切です。
牛乳の良質カルシウムを、食べ合わせ悪い食材や食品で活かせなくなってはもったいないですね。
牛乳とココアは悪い食べ合わせだと考えられています。
牛乳ココアが大好きな人も多いので不思議ですが、牛乳とココアは栄養面での組み合わせでは良くありません。
牛乳とココアを合わせると、牛乳に含まれている良質なカルシウムがムダになります。
牛乳に含まれている良質なカルシウムが、ココアの食物繊維で吸収が妨げられます。
ビタミン・ミネラル・カカオポリフェノールなどの美容健康成分豊富なココアには、食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維が豊富な食材・食品と牛乳との食べ合わせは良くないようです。
牛乳との良い食べ合わせ
牛乳との良い食べ合わせの食材ではトウモロコシがあります。
トウモロコシに含まれているマグネシウムは、牛乳に含まれているカルシウムの吸収を助けます。
牛乳には骨を丈夫にするカルシウムが豊富に含まれています。
牛乳とトウモロコシで作ったシチューなどは、成長期の子供や骨粗しょう症が気になる中高年女性におススメの料理です。