ゴーヤの保存方法。常温、冷蔵、冷凍はできる?
ゴーヤの保存方法を知れば美味しい夏野菜を食べられます。
ゴーヤの正式名称は、ツルレイシです。
未熟な果実を野菜として利用するウリ科の植物になります。
沖縄本島では「ゴーヤー」と呼びますが、九州・南西諸島各地に地方名があります。
・宮古島では「ゴーラ」・八重山地方では「ゴーヤ」
・熊本県をはじめとする九州の大部分では「ニガゴリ」や「ニガゴーリ」
・鹿児島県本土では「ニガゴイ」・鹿児島県の奄美大島では「トーグリ」
・長崎県の諫早地方では「ニガウイ」や「ニガゴイ」と呼ばれています。
和名の「ツルレイシ」の由来は、イボに覆われた果実の外観・完熟すると仮種皮が甘い・レイシ(ライチ)に似ていることなどです。
「ツルレイシ」とは、蔓性の植物に実るレイシの意味になるようです。
「ニガウリ」の名称は、果肉が苦いためと言われています。
本州全域でも、夏場の日照が強くて気温が高く雨が豊富な地域であれば栽培できます。
ゴーヤは棒や網などを立て掛けて巻きつけるようにして栽培します。
比較的病害虫に強いので、日照と気温と十分な水さえあれば簡単に栽培できます。
肥料や農薬はほとんど使わなくても収穫できるので家庭菜園の作物として人気があります。
次に、ゴーヤや常温・冷蔵・冷凍保存方法の紹介をします。
ゴーヤの栄養成分
ゴーヤの上手な保存方法を知っていれば夏料理に活用できます。
ゴーヤには、独特な苦味があるので子供には人気がないようです。
大人でも好き嫌いが分かれる野菜として知られています。
ゴーヤは未成熟な果皮を食用とします。
ゴーヤには、ビタミンC・モモルディシン・チャランチン・コロソリン酸・ククルビタシンを含んでいます。
苦味成分は果皮表面の緑色の部分に集中しています。
ゴーヤ1本に含まれているビタミンCは、トマト1個の約5倍・レモン1個よりも多いとされています。
ゴーヤに含まれているビタミンCは加熱に強いのが特徴です。
日除けの緑のカーテン(グリーン・カーテン)の役割もするので、ゴーヤの栽培始めませんか。
ゴーヤの常温の保存方法
ゴーヤの常温保存はおススメできません。
ゴーヤの旬は夏なので、気温が高い状態で常温保存することになります。
ゴーヤを収穫して常温で置いておくと、2~3日で柔らかく・黄色く・シワシワになって中の種が赤くなり腐ってしまいます。
ゴーヤを収穫したり購入したらスグに食べるか冷蔵保存をしてください。
ゴーヤの冷蔵・冷凍保存方法
ゴーヤの保存方法では冷蔵保存が向いています。
冷蔵庫の野菜室で保存すれば1週間くらいは美味しく食べられます。
夏の時期には毎日用に収穫できるので食べ飽きてしまします。
冷蔵庫の野菜室には治まらなくなったら、下処理して冷凍保存にしませんか。
旬の野菜はスグに調理して食べるのが一番ですが、大量に収穫してしまったときなど生で調理して食べられない分は冷凍保存してください。
冷凍保存するための下準備を紹介します。
ステップ1・ゴーヤをカットしてワタを取って薄切りにします。
ステップ2・水気を拭き取ります。
ステップ3・ラップで小分けにして密封できる袋に入れて冷凍保存します。
冷凍保存すれば、1ヶ月程度は美味しく食べられます。