年越しはそば以外にうどん、ラーメンでもよい?他に何食べる?
大晦日には年越しそばを食べるものだと思っていましたが。年越しそば以外に、年越しうどん・年越しラーメンを食べる地域もあるようです。
年越しそばは、江戸時代に定着した日本の風習だとされています。
大晦日の晩の年越し前に食べる蕎麦です。
大晦日に年越しそばを食べる人は日本人の約6割弱もいることからも、日本の文化として深く定着していることが考えられます。
大晦日に年越しそばを食べる風習は、日本各地に見られます。
年越しそばの由来についてはいろいろな説があります。
次に、代表的な言い伝えを紹介します。
・蕎麦は細く長いので延命・長寿を願った説
・金を集める縁起物であるとする説
・鎌倉時代の「世直しそば」に由来する説
・蕎麦は風雨に叩かれても日光を浴びて元気になる事から、健康の縁起を担ぐ説
・蕎麦が五臓の毒を取ると信じられていたことに由来する説
・切れやすい蕎麦にかけて、一年間の苦労や借金を切り捨て翌年に持ち越さないよう願った説
・家族の縁が長く続くようにと願った説などがあります。
次に、年越しそば以外の年越しの食べもの、年越しうどん・年越しラーメンなどの紹介をします。
年越しそば以外の食べ物
大晦日に食べるのは年越しそばだけと思っていましたが、年越しそば以外の食べ物もあるようです。
年越しそば以外の食べ物には、おせち・お寿司・年越しうどん・年越しラーメンなどがあります。
「おせち」を食べる風習は北海道・東北地方にあります。
「おせち」は元々は節句に食べるご馳走でした。
北海道・東北地方には大晦日に「おせち」を食べる風習が受け継がれているようです。
大晦日にお寿司を食べる家庭も多いようです。
おせち料理で忙しい主婦の手間を減らすために、お寿司を食べる家庭が増えたのではないでしょうか。
年越しの家族パーティーには手巻き寿司がおススメですね。
年越しうどん
年越しそば以外の大晦日の食べ物には年越しうどんもあります。
年越しうどんを食べるのは香川県です。
香川県は日本でも有数のうどん県ですね。
香川県でも年越しそばを食べる家庭も多くありますが、年越しうどんを食べる家庭もたくさんあります。
香川県で食べられている年越しうどんは「年明けうどん」とも呼ばれています。
香川県に行って、白いうどんに赤い具材を添えた年越しうどんを食べたいですね。
香川県の年越しうどんには、トマトベースのつゆ・赤い餡入りなどの変わり種もあるようです。
次に、年越しラーメンの紹介をします。
年越しラーメン
年越しそば以外の年越しうどんは香川県が有名ですね。
年越しラーメンを食べるのは岐阜県飛騨高山です。
飛騨高山では「そば」は「ラーメン」を指します。
一般的な蕎麦は「日本蕎麦」と呼んでいます。
飛騨高山では年越しに日本蕎麦ではなくラーメンを食べる習慣があります。
正確には除夜の鐘がなって年が明けてからラーメンを食べるので、年越しラーメンよりも「年明けラーメン」になるようです。
ラーメン業界では、年越しそば・年越しうどん(年明けうどん)ではなく、年越しラーメン(年明けラーメン)を食べてもらおうという動きが静かに広まっています。
年越しラーメンを食べる人が増えてきたのは、大手企業が年越しラーメンなどの商品を販売してきた影響も大きいのかもしれませんね。