砂糖、はちみつの違い、カロリー、使い分け方。代用できる?
砂糖と蜂蜜(はちみつ)の違いが分かれば、砂糖の代わりにハチミツを代用することもできますね。
砂糖を蜂蜜(はちみつ)で換算するときの分量やカロリーの違いなども知っていれば役立ちそうです。
砂糖の歴史は古く、その発明は2500年前と考えられています。
日本に砂糖が伝わったのは奈良時代だとされています。
日本に伝わった当初は、貴重な輸入品であり「医薬品」として扱われていたようです。
平安時代後期には「本草和名」に見られるように、お菓子や贈答品の一種として扱われるようなっていたと考えられています。
室町時代には、「砂糖羊羹」・「砂糖饅頭」・「砂糖飴」・「砂糖餅」といった砂糖を使った和菓子が文献に見られるようになっています。
次に、砂糖と蜂蜜(はちみつ)の違い・砂糖とハチミツは代用できる?・砂糖と蜂蜜(はちみつ)に換算すると、などの紹介をします。
砂糖
砂糖と蜂蜜(はちみつ)の違いを分かるために「砂糖」の概要を紹介します。
砂糖の英語表記は「Sugar」です。
砂糖は、甘みを持つ調味料(甘味料)としてスイーツや料理には欠かせません。
砂糖は糖の結晶で、一般的に使われている「白砂糖」の主成分はスクロースです。
スクロースは、ブドウ糖と果糖の両方で構成されています。
砂糖は、サトウキビやテンサイを原料に生産されています。
日本で販売されている砂糖のほとんどには、食品衛生法やJAS法で賞味期限の表示を免除されているため賞味期限が記載されていません。
砂糖は、製造法によって「含蜜糖」と「分蜜糖」とに大きく分けられます。
「含蜜糖」は糖蜜を分離せずにそのまま結晶化したもので、黒砂糖・白下糖・カソナード(赤砂糖)・和三盆・ソルガム糖、メープルシュガーなどになります。
「分蜜糖」は、糖蜜を分離し糖分のみを精製したものになります。
一般的に使われている砂糖は「分蜜糖」がほとんどです。
次に、ハチミツのこと・砂糖とハチミツは代用できる?・砂糖と蜂蜜(はちみつ)に換算すると、などの紹介をします。
ハチミツ
砂糖と蜂蜜(はちみつ)の違いを分かるために「ハチミツ」の概要を紹介します。
蜂蜜(ハチミツ)は、ミツバチが花の蜜を採集し、巣の中で加工、貯蔵したものになります。
ハチミツは、約8割の糖分と約2割の水分で構成されています。
ハチミツには、ビタミン類・ミネラル類などの栄養素が含まれています。
ハチミツの味や色は、ミツバチが蜜を採取する蜜源植物によっていろいろ違います。
「蜂蜜の歴史は人類の歴史」という諺(ことわざ)があるように、人はハチミツを、古来から食用や薬用など様々な用途に用いています。
現在でも、ジャム・プレザーブやレモン・ゆず・生姜などの蜂蜜漬けなどが親しまれています。
調味料としての歴史も古く、紀元前15世紀時代のエジプトの遺跡の壁画には、養蜂とハチミツ入りのパン菓子を作る様子が描かれています。
次に、砂糖とハチミツは代用できる?・砂糖と蜂蜜(はちみつ)に換算すると・カロリーは、などの紹介をします。
砂糖とハチミツは代用できる?
砂糖と蜂蜜(はちみつ)の違いを知っていれば、砂糖がないときにハチミツで代用できます。
砂糖に対して、蜂蜜(はちみつ)の分量などの換算を知っていれば役立ちますね。
砂糖は甘味料として甘味が必要な時に使う調味料ですが、ハチミツにはいろいろな利用法があります。
ハチミツを魚料理に用いると、魚の臭みを減らす働きをします。
ハチミツの香り自体も魚の臭いを覆いますが、ハチミツに含まれる成分が関係しています。
肉料理に用いると、過熱による肉の収縮・硬化を防ぐとされています。
ハチミツに含まれる有機酸は肉の保水性を高めて肉を軟化させます。
ハチミツ成分のグルコースとフルクトースが、熱によって短時間でカラメル化して肉の表面を固めて、内部に水分やうまみを閉じ込めます。
炊飯でハチミツを加えると、グルコースとフルクトースが米の内部に浸透し保水性を高めます。
調味料としてのハチミツは、リンゴ・レンコン・ゴボウなどの褐色変化を防ぎます。
イースト菌の発酵を促進する効果もあります。
一般家庭では、砂糖の代用としてハチミツを利用しています。
ハチミツは内容量の約72%が糖分です。
糖分のほとんどはブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)です。
ハチミツの標準的なカロリーは、100g当たり約294Kcalになります。
砂糖のカロリーは、100g当たり384Kcalになります。
砂糖が足りない時にハチミツで代用できます。
砂糖の甘味を1とすれば、ハチミツに換算したら約1.4になるようです。