巨峰の保存方法。常温、冷蔵、冷凍保存できる?
巨峰(きょほう)の旬・選び方・保存方法を知っていると役立ちます。
巨峰にはポリフェノールなどの注目の栄養成分も含まれています。
美味しい果物を食べて美容と健康に役立てませんか。
巨峰は、日本原産の生食用ブドウ品種になります。
石原早生♀とセンテニアル♂を、大井上理農学研究所の大井上康が交配させて作出した品種になります。
巨峰は、開発当初は「石原センテニアル」という品種名でした。
他の種類のブドウと比べて、実が大きいので「ブドウの王様」として人気があります。
巨峰の1粒の重量は10~12g程度です。
糖度が高いのは果皮の色も濃い紫色になります。
果皮の色は、粒の肥大が止まってから成熟するまでに、黄緑色→赤紫色→黒紫色 と変化します。
色の濃さと糖度は正の相関関係にあるとされています。
次に、巨峰の旬・選び方・保存方法・栄養成分などの紹介をします。
巨峰の旬
巨峰の旬は、8月下旬~10月上旬になります。
巨峰の選び方は、色が濃くて表面に張りがあり白く粉をふいたような物が付いているものを選んでください。
枝の色が緑で切り口が新しい物を選びます。
巨峰の実が房からポロポロ取れるのは鮮度が落ちているので避けます。
枝を手に持って少しゆすってもしっかりと実が付いているもはOKです。
実の隙間が沢山あるものは避けて、隙間なく密に付いているものを選びます。
次に、巨峰の保存方法と栄養成分などの紹介をします。
巨峰の保存方法
夏から秋に向けて旬を迎える巨峰の保存方法を紹介します。
巨峰は暑さに弱い果物です。
適切な保存方法をとらないとスグに美味しくなくなるので注意がひつようです。
巨峰は常温保存・冷蔵保存・冷凍保存ができます。
常温保存の場合の賞味期限は2~3日です。
巨峰の最適保存温度は5~10℃です。
常温保存する場合は、乾燥対策をしてから直射日光を避けて風通しの良い冷暗所に保存します。
冷蔵保存の賞味期限は3~7日です。
冷蔵保存するときには、パックからだして洗わないで新聞紙やキッチンペーパーで包んでポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室に保存します。
冷凍保存する場合は、1粒ずつ切り取って流水で洗って水分を取った後でジップロックに入れて冷凍します。
冷凍保存の賞味期限は最大で約1ヶ月です。
次に、巨峰の栄養成分を紹介します。
巨峰の栄養成分
巨峰の保存方法には常温保存・冷蔵保存・冷凍保存があります。
巨峰の最適保存温度は5~10℃なので適温で保存すれば美味しく食べられます。
巨峰に含まれている注目の栄養成分は、アントシアニンやレスベラトロールなどのポリフェノールです。
ポリフェノールのアントシアニンは、巨峰の皮や種の部分に多く含まれています。
アントシアニンは、ガン予防や動脈硬化予防が期待できる成分です。
色素成分のアントシアニンは、目の疲れ・糖尿病による目の病気などの視力回復をサポートします。
ポリフェノールのレスベラトロールには、食物アレルギーの発症を抑える効果があることが分かっています。