コンビーフの缶詰の形が台形な理由。原材料や台形の缶の名前は?
コンビーフを挟んだサンドイッチや、サラダなどが大好きな人は多いですね。
コンビーフ の英語表記は「corned beef」です。
コンビーフとは、牛肉を塩漬けにした食品になります。
本来は、長期航海用や軍需品として使うための保存食料としての、塩漬け牛肉のことです。
保存食料としての塩漬けの牛肉をコンビーフと呼ぶので、欧米ではほぐした状態ではなく缶詰でもありません。
欧米でコンビーフという場合は、ブロック肉であることが一般的になります。
コンビーフは、日本・ブラジル・アルゼンチンでは缶詰にした物が多いようです。
日本でコンビーフと言う場合は、缶詰に入っているほぐした状態の肉を指すことが多いようです。
コンビーフは台形の缶詰に入っていることが多いですが、コンビーフの缶詰が台形の理由は何でしょうか。
コンビーフの台形の缶詰には名前があるそうですが、知りたくないですか。
市販のコンビーフの缶詰の原材料も知りたいですね。
次に、コンビーフのこと・コンビーフの缶詰が台形の理由・コンビーフの台形の缶詰の名前・市販のコンビーフの原材料などの紹介をします。
コンビーフ
コンビーフといえば、日本では一般にほぐした牛肉の缶詰のことを指します。
英語表記の「corned beef」の「corned」とは、岩塩を砕いた粒状の粗塩で肉を漬けることを意味しています。
JAS(日本農林規格)では、「畜産物缶詰又は畜産物瓶詰のうち、牛肉を塩漬し、煮熟した後、ほぐし又はほぐさないで、食用油脂、調味料、香辛料等を加え又は加えないで詰めたものをいう」と定義されています。
日本で売られているコンビーフは、そのまま食べることもできますが、サンドイッチや炒め物などの材料にして美味しく食べられています。
日本での国産コンビーフは、1948年に瓶詰で市販されました。
1950年には、国産初のコンビーフ缶詰が市販されています。
次に、コンビーフの缶詰のこと・コンビーフの缶詰が台形の理由・コンビーフの台形の缶詰の名前・市販のコンビーフの原材料などの紹介をします。
コンビーフの台形の缶詰
コンビーフの缶詰のこと・コンビーフの缶詰が台形の理由・コンビーフの台形の缶詰の名前などの紹介をします。
日本で市販されているコンビーフは、先細りの缶詰で台形の缶が知られています。
コンビーフの缶詰が台形の理由は、中身を一つの塊として取り出しやすいことのようです。
日本で近世に使われ始めた箱枕に似ているので、コンビーフの台形の缶詰の名前は「枕缶」と呼ばれています。
「枕缶」の開缶は、缶付属の「巻き取り鍵(まきとりかぎ)」などと呼ばれる缶切りの一種で缶側面の一部を帯状に巻き取ります。
コンビーフの枕缶の人気は圧倒的に高いとされています。
枕缶にもいくつかのバリエーションがあるようです。
標準的な丸型の缶詰は「ノザキのコンビーフ」・「ノザキのニューコンミート」・「自衛隊の副食用缶詰」で使われています。
枕缶には、
・巻き取り鍵を失くす
・開ける途中で缶の帯が千切れる
・開缶方法が分からない、などの問題もあります。
近年は、プルトップ缶とも呼ばれるEO缶が発売されています。
次に、コンビーフの原材料を紹介します。
コンビーフの原材料
コンビーフの缶詰が台形の理由は、中身を一つの塊として取り出しやすいことです。
コンビーフの台形の缶詰の名前は「枕缶」です。
日本で最も有名な「ノザキ コンビーフ」の原材料を紹介します。
原材料は、
・牛肉・牛脂・加工油脂・食塩・ゼラチン・砂糖・寒天
・カゼイン・アミノ酸等の調味料・ビタミンCの酸化防止剤・亜硝酸Naの発色剤
になります。