調味料のひとつまみ、少々、ひとつかみ、ひとふりの違い
調味料(ちょうみりょう)を計るときの言葉に、「ひとつまみ」・「少々」・「ひとつかみ」・「ひとふり」などがあります。
「ひとつまみ」・「少々」・「ひとつかみ」・「ひとふり」の調味料の量の違いが分かりますか。
調味料を使う時に、「ひとつまみ」・「少々」・「ひとつかみ」・「ひとふり」でグラム数が多いのはどれになるのでしょうか。
「ひとつまみ」・「少々」・「ひとつかみ」・「ひとふり」、などの調味料の分量を知らないと美味しい料理つくりはできません。
調味料は、料理の調味に使う材料で、砂糖・塩・酢・醤油・味噌などがあります。
和食の味付け手順は「さ・し・す・せ・そ」と呼んでいます。
「さ・し・す・せ・そ」とは、砂糖・塩・酢・醤油・味噌の調味料のことです。
料理への味付けを目的とした調味料ですが、それ自身が食品になることもあります。
味の種類では、甘さを加えるものを「甘味料」と呼びます。
旨味を与えるものを「うま味調味料」などと呼びます。
特別な香りや辛さをつける調味料を「香辛料」といいます。
次に、調味料の「ひとつまみ」・「少々」・「ひとつかみ」・「ひとふり」の違いを紹介します。
「ひとつまみ」と「少々」
調味料の「ひとつまみ」・「少々」・「ひとつかみ」・「ひとふり」の違いを分かるために、「ひとつまみ」と「少々」の概要を紹介します。
「ひとつまみ」や「少々」という使い方をする調味料は「塩」が多いようです。
料理番組や料理の本でたびたび出てくる料理用語の「ひとつまみ」・「少々」の用語にはキチンと定義があります。
塩のケースで紹介します。
塩の「ひとつまみ」は、親指・人差し指・中指の3本でつまんだ程度の量になります。
男性や女性や体形で指の大きさには違いがありますが、大体同じ量でつまむことができます。
「ひとつまみ」は料理で使える、とても便利な共通の測り方として使われています。
塩の「少々」は、親指と人差し指の2本でつまんだ程度の量になります。
「ひとつまみ」が指3本でつまむのに対して、「少々」は指2本でつまみます。
「ひとつまみ」の塩は、0.6~1グラムの量になるようです。
「少々」の塩は、0.3~0.6グラムの量になるようです。
次に、「ひとつかみ」と「ひとふり」の紹介をします。
「ひとつかみ」
調味料の「ひとつまみ」・「少々」・「ひとつかみ」・「ひとふり」の違いを分かるために、「ひとつかみ」の概要を紹介します。
「ひとつかみ」とは、片手でつかめる程度の量になります。
「ひとつかみ」と同じような言葉に「ひとにぎり」があります。
「ひとにぎり」よりも「ひとつかみ」の方の量が多いとされていますが、一般的にはほとんど差がない表現で使われています。
料理では、握ると潰れるような食材は「ひとつかみ」と表現し、シッカリ握らないと落としてしまう食材は「ひとにぎり」と表現します。
ナッツを「ひとつかみ」食べると美容と健康に良い、などといいますね。
調理では、「塩ひとつかみ」の表現は使いませんが「塩ひとにぎり」は使います。
「塩ひとにぎり」は、塩を軽く握る量で大さじ2杯程度になります。
次に、「ひとふり」を紹介します。
「ひとふり」
調味料の「ひとつまみ」・「少々」・「ひとつかみ」・「ひとふり」の違いを分かるために、「ひとふり」の概要を紹介します。
「ひとふり」とは、1回振るごとに調味料の容器から出てくる量になります。
最近では「ひとふり3グラム」など、容器を1回振れば3グラムの内容量がでてくる商品も売られています。
只、「塩」と「顆粒状」と「粉」では出てくる量が違うので、あらかじめ一振りの量を実験して確認したほうがよさそうです。