引っ越し蕎麦は食べる、配る?地域によって違う?食べるならいつ?
引っ越し準備はいつから始めていますか。
引っ越しが決まったら、スグに引っ越し準備を始めるのが理想的です。
引っ越しには、引越し先の物件の契約・引越し業者の手配・荷物の整理・各種手続き・
新居の準備・電気、ガス、水道の手配・引っ越し蕎麦や隣近所への挨拶などいろいろあり大変です。
新居先の地域のゴミの分別方法なども調べておくと、新居が片付けでのゴミ処理に役立ちます。
引っ越し蕎麦の手配だけでなく、電気・水道・ガスなどの手配は大切です。
引っ越して新居を片付けている時に、水が使えないと掃除ができないしトイレも使えません。
引っ越し蕎麦を食べる人は、食べるタイミングなども気になるところですね。
次に、引っ越し蕎麦・地域の引っ越し蕎麦・電気やトイレのこと・引っ越し蕎麦を食べるタイミングなどの紹介をします。
引っ越し蕎麦(ひっこしそば)
引越し蕎麦(引越し蕎麦)は、新しく引っ越ししてきた人が近隣に蕎麦を配る風習のことです。
江戸時代の天明年間には、引っ越し蕎麦を配る風習が江戸に広がっていたと考えられています。
引っ越し蕎麦を近隣に配る風習は、上方にはなかったとされています。
引っ越してきた人が近隣に配るものとして「蕎麦」が選ばれたのは。蕎麦が安かった事・細く長くお世話になります、などの意味があったようです。
新しく引っ越してきた人が挨拶を兼ねて、隣近所に「せいろ」を2枚ずつ、大家には5枚の蕎麦を配ったと言われています。
この時の隣近所とは、長屋(現在のアパート)の場合は「向こう三軒両隣」の5軒になります。
引っ越し蕎麦を配る風習が始まるまでは、引越しの際には粥を近所に配っていたようです。
江戸期には乾蕎麦は一般的ではなかったし、生の蕎麦や茹でた蕎麦は劣化が起こることから、「蕎麦切手」という一種の商品券のようなものを配ることが多かったとされています。
次に、引っ越し蕎麦と電気やトイレ・引っ越し蕎麦を食べるタイミングなどの紹介をします。
引っ越し蕎麦と電気やトイレ
引越し時のマナーであるご近所への挨拶。場合によってはしないことも.png
昭和初期頃から、隣人に蕎麦を配る風習は廃れていきました。
現在では、隣人や大家へ挨拶する文化自体がほとんどなくなりつつあります。
現代でも引っ越し蕎麦を配る風習が残っている地域もありますが、全国的には廃れてしまっているようです。
廃れてしまっている風習ですが、関東・甲信越・東北などの3つの一部地域には引っ越し蕎麦の風習が少し残っているようです。
只、統計では引っ越し蕎麦を配った経験がある人は6%程度のようです。
現在は、タオル・洗剤などの日用品を配ることが一般的になっています。
最近では、引っ越しの挨拶を行わないケースも増えています。
隣近所に挨拶をしなくなっていますが、隣近所にどのような人が住んでいるかの確認もかねて挨拶はしておいた方が無難です。
また、引っ越し準備では、電気・水道・ガスの手配は忘れないようにしましょう。
新居に引っ越しても、電気・ガス・水道がつけなければ、電気が使えないだけでなくトイレやお風呂も使えません。
次に、引っ越し蕎麦を食べるタイミングを紹介します。
引っ越し蕎麦を食べるタイミング
引っ越し蕎麦を隣近所に配る風習は廃れてしっていますが、現在でも一部地域では行われているようです。
引っ越し蕎麦手配も大切ですが、電気・水道・ガスの手配も大切です。
引っ越し先で、水道が出なければ掃除もできないしトイレも使えません。
最近の若い人の中には、引っ越し蕎麦は隣近所に配るものではなく、自分たちで食べる縁起の良い食べ物だと思っている人も多いようです。
引っ越し蕎麦を配るのではなく自宅で食べるタイミングは、
・引っ越し作業の目途がついた時
・部屋の片づけの区切りがついた時、などになるのではないでしょうか。