じゃがいもの芽に毒はある?芽はどれくらい取る?味はかわる?
じゃがいもはナス科ナス属の野菜です。
原産地はアンデスの高地だと考えられています。
アンデス高地からヨーロッパに伝わったのは16世紀頃です。
世界中に広がって多くの国で親しまれている野菜です。
日本に伝わったのは江戸時代だとされています。
日本で親しまれているじゃがいもの品種には「男爵」と「メークイン」があります。
「男爵」は、粉ふきイモやポテトサラダに向いている丸っこいじゃがいもです。
「男爵」は粘りがなくてホクホク食感がありますが煮崩れしやすい特徴があります。
メークインは、おでん・煮物・揚げ物に向いている煮崩れしにくいじゃがいもです。
じゃがいもの旬は春から初夏になります。
新じゃがは春から初夏に八百屋さんやスーパーに出回ります。
新じゃがは貯蔵されないで収穫後すぐに出荷されたものです。
皮が薄くみずみずしいので人気があります。
新じゃがは、春季の3月頃から九州産を中心に出回り始めて6月頃まで味わえます。
次に、じゃがいもの選び方・じゃがいもの芽には毒がある?・じゃがいもの芽を取る・じゃがいもの芽はどれくらい取るのかなどの紹介をします。
じゃがいもの選び方
じゃがいもの選ぶポイントは、使う料理で違います。
粘りがなくてホクホク食感の男爵を使う料理と、煮崩れしにくいメークインを使う料理などです。
男爵とメークイン共通のじゃがいもを選ぶポイントは、芽がでていないかを確かめるのが重要です。
日にあたっていたじゃがいもは薄く緑色がかっていることがあります。
薄く緑色がかっているじゃがいもは皮の部分に有毒成分があるので避けます。
シッカリと固い手触りがあるのを選んでください。
しなびた感じの柔らかいものは古いので避けます。
メークイン系のじゃがいもは、表面がつるっとして明るい色が美味しいですね。
新じゃがを選ぶときには、表面の皮が薄いものを選びます。
指ではがれそうなくらい薄くはがれ易いのが新しいじゃがいもです。
じゃがいもは、古くなるにつれて皮が厚くなります。
次に、じゃがいもの芽には毒がある?・じゃがいもの芽を取る・じゃがいもの芽はどれくらい取るのかなどの紹介をします。
じゃがいもの芽には毒がある?
じゃがいもの芽には毒があるので注意してください。
じゃがいもの芽とその芽の根元や、光が当たって緑色になった皮には、天然毒素の「ソラニン」や「チャコニン」が多く含まれています。
チャコニンはカコニンとも呼ばれます。
「ソラニン」や「チャコニン(カコニン)」などの天然毒素は、じゃがいもの芽や緑色になった部分に多く含まれています。
「ソラニン」や「チャコニン(カコニン)」を多く含むじゃがいもを食べると、吐き気・下痢・おう吐・腹痛・頭痛・めまいなどの症状を発症することがあります。
じゃがいも料理を食べて吐き気・下痢・おう吐・腹痛・頭痛・めまいを発症したら、スグに病院で診察してください。
「ソラニン」や「チャコニン(カコニン)」は、じゃがいもの芽に多く含まれています。
体重が50kgの人が、「ソラニン」や「チャコニン(カコニン)」を50mg摂取すると症状が出る可能性があります。
150~300mg(0.15~0.3g)摂取すると死亡する可能性があります。
次に、じゃがいもの芽を取る・じゃがいもの芽はどれくらい取るのかなどの紹介をします。
じゃがいもの芽を取る
じゃがいもの芽に温まれている天然毒素は「ソラニン」や「チャコニン(カコニン)」です。
「ソラニン」や「チャコニン(カコニン)」を0.15~0.3g摂取すると死亡する可能性があります。
じゃがいも食中毒を防ぐには、「ソラニン」や「チャコニン(カコニン)」を多く含む芽や緑色の部分を十分取り除くことが大切になります。
じゃがいもの芽や緑色の部分は完全に取り除くことが大切です。
多少皮より内側の部分も含めて多めに芽を取り除きます。
緑色になっているじゃがいもは、皮より内側の部分も含めて緑色になっている部分は全て取り除いてください。
じゃがいもに芽が出たり皮が緑色になっているのは味覚も落ちます。
新じゃがだけでなく、普通のじゃがいもも保存方法に気を付けて早めに食べるのが良いですね。