もち米とうるち米の違い。炊き方、吸水率、水加減などの違い

「もち米」と「うるち米」の違いが分かれば、料理やお菓子作りに活かせます。

「もち米」と「うるち米」の値段や、炊き方・水加減などを知っていれば役立ちます。

「もち米」と「うるち米」の栄養成分にも違いがあるのでしょうか。

 

次に、「もち米」と「うるち米」の違いや、「もち米」と「うるち米」の栄養成分などの紹介をします。

 

もち米

 

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もち米とうるち米の違いを分かるために「もち米」の概要を紹介します。

もち米(もちごめ)の漢字表記は「糯米」になります。

もち米は「もちよね」や「もちまい」と呼ばれることもあります。

もち米(糯米)は、糯性をもつコメの品種になります。

糯性をもつコメには、アミロースを全くあるいはほとんど含んでいません。

「糯」は、アミロースを全くあるいはほとんど含まない性質を持つ作物を指す言葉です。

もち米の漢字表記は「糯米」ですが、近年では「餅米」と表記されていることもあります。

もち米(糯米)を栽培している国・地域は、日本・中国・フィリピン・タイ王国・ラオス・インドネシア・インド・ベトナム・ミャンマーなどです。

ラオスではコメの生産量割合の8割以上が糯米です。

もち米(糯米)は赤飯・おこわ・飯蒸し・中華風のちまきに使われています。

もち米(糯米)は、搗き餅や練り餅にするだけではありません。

もち米(糯米)を粉砕して白玉粉や道明寺粉などに加工した上で、あられや団子などの菓子原料にも使われています。

もち米(糯米)は、酒や酢の醸造原料としても使われます。

もち米(糯米)の他にも糯(もち)の品種のある植物があります。

イネのほかには、トウモロコシ・オオムギ・アワ・キビ・モロコシ・アマランサスなどがあります。

次に、うるち米のこと・もち米とうるち米の栄養成分を紹介します。

 

うるち米

 

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もち米とうるち米の違いを分かるために「うるち米」の概要を紹介します。

日本人が「ごはん」として普段食べている普通のお米のことを「うるち米」と呼びます。

「うるち米」が半透明なのに比べて、「もち米(糯米)」は白く不透明です。

もち米(糯米)とうるち米は見た目も違いますが、大きな違いはアミロースにあります。

もち米(糯米)にはアミロースを全くあるいはほとんど含んでいませんが、うるち米にはアミロースを含んでいます。

「もち米(糯米)」の胚乳は白く不透明ですが、「うるち米」は主要部位の胚乳が淡い半透明になっています。

アミロースを含むうるち米でも、炊いた米をお湯に漬けてアミロースを抜き、再び蒸してつくと「たがねもち」という餅にすることが出来ます。

次に、もち米とうるち米の栄養成分を紹介します。

 

もち米とうるち米の栄養

 

「もち米」と「うるち米」の違いはアミロースを含まないか否かになります。

「もち米」と「うるち米」の栄養成分にはほとんど差はありません。

もち米(糯米)100gの栄養成分は、タンパク質4g・脂質0.6g・炭水化物50.8g・ミネラル0.1g・ビタミン微量です。

うるち米100gの栄養成分は、タンパク質2・5g・脂質0.3g・炭水化物37.1g・ミネラル0.1g・ビタミン微量です。

もち米はうるち米に比べて水分が少なく、タンパク質を炭水化物が多くなっています。

もち米(糯米)はうるち米に比べて非常に吸水率が高い特徴があります。

もち米(糯米)を炊くときの水量はうるち米の1.2倍にします。