「カレーライス」と「ライスカレー」の違い。カレーの名前の由来
カレーライスとライスカレーの違いが分かりますか。
ライスカレーやカレーライスの名前の由来など知っていると役立ちそうです。
最近では、ライスカレーという呼び方をする人は少なくなったように思います。
平成の初期の頃までは、ライスカレーとカレーライスはどちらの呼び方が正しいのか、などの話題がありました。
カレーライスとライスカレーの呼び方については諸説あります。
最初から、ご飯にカレーがかかっているのがライスカレーだという説や、カレーとご飯が別々ででてくるのがカレーライスだという説などです。
時代的にはライスカレーの言葉が先に使われていたようです。
次に、カレーライスとライスカレーの違い・ライスカレーとカレーライスの名前の由来、などの紹介をします。
カレーライスとライスカレー
カレーライスとライスカレーの違いを紹介します。
カラーライスとライスカレーの呼び方を比べると、ライスカラーが先に使われていた言葉だとされています。
また、一般的にもライスカレーの呼び方が長く使われていました。
大正時代頃には、ライスカレーという名称は日常的に使われていたようです。
明治・大正時代の頃に「ライスカレー」と呼ばれていたのは、ご飯のうえにカレーのルーがかかっている、現在のカレーライスになります。
ライスカレーの呼び方が一般的だった時代では、カレーとご飯が別のお皿ででてきたものを「カレーライス」と呼んでいたようです。
明治~大正時代には、カレーライスは高級な料理でした。
カレーライスは一般的な食べ物ではなかったようです。
1950年(昭和25年)に、日本初のカレーの固形ルーが生まれます。
固形ルーが誕生してからテレビCMなどの広告で「カレーライス」の言葉が煩雑に使われ始めました。
1963年(昭和43年)にバーモントカレーが発売されたころから、カレーライスの名前が定番化したと考えられています。
次に、ライスカレーとカレーライスの名前の由来の紹介をします。
ライスカレーとカレーライスの名前の由来
カレーライスはカレーとご飯が別々にでてくるもので、ライスカレーは最初からご飯の上にカレーがかかって出てくるという違いがあるとする説が有力です。
ライスカレーという名前の由来は、ハッキリとは判っていません。
札幌農学校の創設者のクラーク博士が、ライスカレーという呼び方をしたからという説もあります。
只、クラーク博士が、来日する以前からライスカレーという名称が使われていたのでクラーク博士説は違うとされています。
1874年(明治6年)には、陸軍の食堂のメニューに「ライスカレー」が登場していたとされています。
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幕末に日本にやってきたイギリス人から「curry」を教わった日本人が、ライスカレーと呼び始めたとする説が有力です。
当時の日本人が、「curry」は飯といっしょに食べるから「ライス」と「カレー」をくっつけて呼び始めたとする説です。
カレーライスの名称は明治の終わりころに生まれたという説が有力なようです。
明治の終わりころの陸軍のカレーの作り方に「カレーライス(カレー汁掛飯)」があります。
料理の本には「ビーフカレーライス」と記載もあります。
次に、ご当地カレーを紹介します。
ご当地カレー
カレーライスとライスカレーの違いには諸説あります。
カレーライスとライスカレーの名前の由来も判りません。
ライスカレーとカレーライスは、明治時代に生まれた呼び方です。
北海道・東北・関東各地のご当地カレーの紹介をします。
北海道には、富良野オムカレー・オホーツク流氷カリー・札幌スープカレーがあります。
青森県には、ほたてカレー・山形県には、サクランボカレー、秋田県には、あいがけ神代カレー、があります。
宮城県には、牛タンカレー・福島県には、郡山グリーンカレー・茨城県には、ツェッペリンカレー・群馬県には、みなかみダムカレーがあります。
千葉県には、サバカレー・イワシカレー・白樺派のカレーがあります。
埼玉県には、北本トマトカレー・神奈川県には、よこすか海軍カレーと足柄まさカリー、があります。
山梨県には、桃カレーとブドウカレー・長野県には、リンゴカレーと黒部ダムカレー・
静岡県には、おもろカレー、などがあります。