登山や非常食で重宝されるアルファ米。カロリーや賞味期限など

アルファ米を食べたことがありますか。

登山の携行食や非常食にアルファ米が活躍しています。

アルファ米の栄養・カロリーや、アルファ米の賞味期限など知っていれば役立ちそうですね。

アルファ米の正しい呼び方は「アルファ化米(アルファかまい)」になるようです。

アルファ米(アルファ化米)とは、米の澱粉をアルファ化(糊化)させたのち、乾燥処理にでその糊化の状態を固定させた乾燥米飯になります。

糊化した米澱粉は放熱とともに徐々に食味が劣化しますが、アルファ米(アルファ化米)は劣化が起こる前に乾燥処理を施した米飯になります。

アルファ米(アルファ化米)の特徴は、熱湯や冷水を注入して「ご飯」に復元させてスグに食べられることです。

アルファ米(アルファ化米)と近似したものには、古くは「糒(ほしい・ほしいい)」・「乾飯(ほしい・ほしいい)」・「餉(かれい・かれいい)」とも呼ばれる保存食・非常食がありました。

 

次に、アルファ米と登山の携行食や非常食・アルファ米の利便性・アルファ米の栄養やカロリー・アルファ米の賞味期限、などの紹介をします。

 

アルファ米と登山・非常食

 

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アルファ米(アルファ化米)が登山での携行食や非常食として注目されています。

アルファ米は、日本国内で市販・利用・備蓄されています。

アルファ米の多くは、アルミ蒸着またはアルミ箔ラミネートフィルムによる個別包装や缶詰包装などが施されています。

常温で長期保存でき注水するだけで実食可能なアルファ米は、非常食用に備蓄されています。

アルファ化米は、第二次世界大戦当時の日本軍も利用していました。

1944年に、火力の利用や炊飯を行わずに食べられるご飯としてアルファ化米が開発されました。

1945年の終戦までに、アルファ化米や類似商品の「もちの素」の約3億食分が軍に提供されたとされています。

終戦後には民間向けとしても用途を広げたアルファ化米は、学校給食・キャンプ・登山時の携行食などに利用されました。

次に、アルファ米の利便性・アルファ米の栄養やカロリー・アルファ米の賞味期限、などの紹介をします。

 

アルファ米の利便性 

 

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アルファ米(アルファ化米)は、利便性に優れているので登山での携行食や非常食に利用されています。

地震・台風・豪雨・豪雪・火災などの自然災害が発生すると、ライフラインの電気・ガス・水道が利用できなくなる可能性があります。

被災後は、日常の食事や衛生的な食器を利用した食事が困難となることが予測されます。

ライフラインが利用できない時の衛生的な食糧としてアルファ米が利用できます。

山岳用途としては、衛生面・環境面に優れた食料としてアルファ米が活躍しています。

アルファ米は、アルミ蒸着や箔のフィルムによって包装されています。

容器に熱湯また冷水を注ぐだけで米飯が実食可能なので、簡単に栄養とカロリーを摂取できます。

また、食後の廃棄物量も少ないので環境にやさしいのではないでしょうか。

アルファ米の栄養やカロリーは通常の「ご飯」と同じです。

栄養・カロリーを簡単に摂取できるので被災地でも重宝されています。

次に、アルファ米の賞味期限を紹介します。

 

アルファ米の賞味期限

 

アルファ米(アルファ化米)は、登山での携行食や自然災害時の非常食として活躍しています。

アルファ米の栄養やカロリーは、通常の「ご飯」と同じなので利便性に優れています。

利便性に優れたアルファ米の賞味期限が気になりますね。

アルファ化米を初めて製品化した「尾西食品株式会社」には、5年間も常温保存が可能なアルファ米が販売されています。

アルファ米は登山での携行食や非常食だけでなく、宇宙日本食や南極越冬隊の食事にも使われているようです。